例年なら桜まつりが行われている3月最後の日曜日も、コロナ禍の影響で3年連続の中止。という訳で、お花見をした。もうずっとやりたかった事ではあったのだけど、いかんせん人数足りないし、その為だけに人を雇うとかも気が進まない。お花見と言ってはいるが、本質は「試飲会」だ。いろんなお酒を並べてちょっとずつ飲んで貰う。各々を飲むのではわからなかった違いや、自分はこっちの方が好きかも?という「なんとなく」に気づいて欲しいってのがあった。自分も含めて、自分はどういうのが好きなのか?ってのは気づきにくい。だろうな…って思っているのと、実際に試してみるのでは結構違ったりするし。という訳で、桜まつりも中止だし、基本的にお休みの日(日曜日)ってのを利用して玄関先で5種類ほどのお酒を開けて飲んで貰う事にした。

基本は「私の(自腹)花見」。

お天気もいいし、桜の状態も最高だったので、人出はあるけど最初は立ち寄る人もいなかったが、改めて大きい字で「無料試飲会」って前に貼っておいたら、ポツポツと興味を示す人が出てきた。先週まで続いていた酒提供禁止は試飲にも及んでいたこと、自分でも色々試してみたくて何種類も開けたけど飲み切るには量が多いこと…などなどを言い募って「色々開けてみたんで飲んで加勢のお願いしてるんですよー」という風に説明したら、パラパラと人が来始めた。各々の味わいの違いや特徴や酒蔵さんの事なんかを説明しながら、何人かに飲んで貰ってたら、遠巻きに見てた人や通りすがりの人もやってくる。ちょっと先の人にも聞こえるように言ってたしね。面白かったのは、女性の方が割としっかりした味の「亀の尾」を美味しいということ。酒はあんまり強くないっていう人も。へー、です。1本ずつ飲むのでは分からない、飲み比べて初めて判る違いや自分の好みを面白がってくれたのは良かった。という訳で、当初の予定15時を超えて17時くらいまでやってた。墨守大吟醸は2本目も開けたしな。結局手出しは1万円くらい。こういう機会でもないと出来ない事だったし、ま、とりあえずは良かった。ちなみに、日曜日にして来客数が40位になってたのは凄かった。酒もそこそこ売れたらしい。見てなかったから知らないけど。終了後、片付けを途中までして撃沈。まあ元々そんなに強くもなく、しかも醸造酒系には更に弱く。お昼ご飯食べるのを綺麗に忘れてたのには自分でも驚いた。10時半過ぎから夕方の5時まで、ノンストップでお喋りして、デモンストレーションにチビチビ飲んで。まあ頑張りました。これが、先々に続けばいいなあと思ってる。