感謝をこめて

藤田、退団へ 2季在籍 現役は続行の意向
サッカーJリーグ2部ロアッソ熊本の看板選手で、元日本代表MFの藤田俊哉選手(39)が今季限りで退団することが22日、分かった。20日の岡山戦後にクラブへ退団の意向を伝え、クラブも本人の意向を了承した。現役は続ける考え。(中略)池谷友良GMは「プロ意識や自己管理の面でいい手本になってくれた。クラブとしても来季へのオファーを出していたが、最終的に本人の意向を受け入れた」と話している。

全く想像して無かったと言えば嘘になるので、正直に。
長い脳内だだもれなので畳みます(^^;)。


今年、なかなか試合に出て無いので心配だとちょっと前の日記に
書いた。それは「勿体無い」という言葉を借りたが、こういう事に
なってしまうのが心配だったからだ。
俊哉さんは「試合に出る為」に熊本に来た訳で、ロアッソの顔
だとか、他の選手のお手本だとか、サポの自慢の種になる為に
来たわけじゃない。
だから今回退団という事になったのは残念だけど仕方ない事。


…と、頭では判っているのだけど、やはり悲しい。願わくば、
ロアッソのユニでとことんやりきって現役を終えて欲しかった。
ただ、この時期に退団の意思を示したという事は、きちんとサポに
挨拶をしてから出て行きたかったのだと思う。
終戦が終わって、コメントのみでお別れするよりは。
いつも、どんな負け方をした試合でも、最後まで手を振り、叩き、
他の皆がうなだれて顔を上げられなくなってても、俊哉さんだけは
まっすぐサポの方をみて応援に感謝の意を示してくれてた。
ホントに凄い、プロと云うのはこういう事なんだなあと思った。


試合に出る為に、選手として居る為に、俊哉さんがそうしたいと
思ったならば、もう送り出すしか無いんだろうね。
「現役でピッチを走りたい」という想いを尊重しないと。
今度の日曜日の地元最終戦・北九州戦では退団セレモニーも
開催されるとのこと。拍手と感謝と激励で送り出さないとね。
…いや、まだ頭の整理はついてないけど。


個人的に一番記憶に残ってるゴールシーンは去年の東京V戦。
私はプチスタ参戦だったけど、崩されまくって0−2になった時
「あ〜、今日もダメか」みたいな感じになってたのを、前半終了間際
イチさんからのクロスを綺麗に頭を振って相手ゴールに突き刺した。
すごく嬉しそうなキジさんに笑顔無く答えて「まだだろ?」って
表情だけで他の選手や私らサポに示してくれたんだよね。
その後、後半にキジさん・ゴンちゃん・タダヨちゃんの3連発で
逆転して勝った。嬉しかったなぁ…。
あと今年の徳島戦も。ロスタイムも残り僅かになった頃。
徳島はホントに苦手だったんだけど、あの硬いDFをこじ開けて
「苦手だと思い込んでるけど、絶対勝てない相手はないんだ!」
と決勝ゴールで教えてくれた。


今度は私らが頑張る番。
最後まで手を振り、たたき、真っ直ぐ見て感謝を伝えなきゃ。
ともかくあと3試合(最終戦・札幌に行けないのが残念だけど)。
精一杯参戦しなきゃ!ですな。


…でもやっぱ悲しいね。