なんだい(低空飛行なだだもれ)

昔から知ってる人(お客さんでもあった)が久々に訪ねて来た。
「実はね・・」で始まった話は、自分がいま関わっている物事
の事で、健康食品というか「余命3ヶ月の人がこれで〜」という
そんな感じのもの。「利益を追求するばかりの所じゃなくって
売り上げの一部は社会貢献に使われて、Tドームにも広告が
出ている様な有名なところ」らしい。
彼女は頻繁に勉強会にも出ていて、今度こちらでも商品説明会が
あるから是非参加して欲しいんだそうで。


話してるのを見てる内に段々悲しくなった。
本人はとてもとても幸福そうで、信じていて、これが社会の
ためになると思ってて「貴女の為になると思って」勧めて呉れ
ているのだ。彼女が心を込めて気合いを入れて説明すればする
程、私には「うさんくさいもの」にしか思えないし、彼女との
距離が段々遠くなるのをヒシヒシと感じている訳で。
最後は、配達予約の時間が来たので、半ば強引に切り上げ
させて貰ったけど、多分もう二度と彼女の話は聞かないと思う。
頭の固い古いタイプなのかも知れないけど、私は自分の仕事を
真っ当に正直にやってればいいと思っている。
人に無理やり勧めたり、言葉で丸め込んだりするのは、するのも
されるのも苦手だ。
まあ、そういう「真っ当だ」と思って(思い込んで)いるやり方を
やってるから「富」とは疎遠なんだろうなぁ。
それにそういう方達のお店がバタバタ倒れてるのが、今という
時代なんだけど・・。
彼女も、自らも、切ないな〜と思ったのでしたよ。はふ〜。